ホーム 対応の手引き 各種対応の手引き ドライバーのための暴力団対応10則(その2) 6.念書などの自己の非を認める書類作成には絶対に応じない。 暴力団のたくらみ 念書など「一筆書け」は、暴力団が後日、不当要求するための常とう手段です。その場は書類で収まっても、後から必ずその念書をネタに要求をエスカレートしてきます。 対応 念書等を書くと負けも同然、安易な妥協はしないことです。「私では判断できませんので弁護士等と相談させていただきます」と言って、絶対に応じない。 7.組事務所には絶対に行かない。 暴力団のたくらみ 「事務所に連れ込んだら、こっちのもんだ」と考えています。暴力団は、自分らに有利な場所に呼び出し「自分の土俵で勝負する」ことを常に考えています。 対応 「すべて保険会社、弁護士にお任せしておりますので、その件は○○にお話ししてください」と言って組事務所には絶対に行かない。 8.交渉や対応は相手より多い人数で 暴力団のたくらみ 暴力団が一人で話合いに出てくることはまずありません。複数以上で来て、相手がそれ以上であれば、「ほかの者は関係なかろうが」などと言って威嚇して、自己に有利な状況を作ろうとします。 対応 交渉に際しては、一人で対応せず、複数で、できれば相手より多い人数の組織で対応し、あらかじめ役割分担を決めて対応することです。当事者以外の人を威嚇する場合は、「私一人では間違いがあってもいけませんし、上司に報告するため必要ですから」等と説明する。 9.示談交渉に暴力団を利用することは厳禁。 暴力団のたくらみ 暴力団は、お互いどこかでつながっており、「相手が組に頼んだら、その組と大芝居を打って一もうけしよう」「お互いのメンツを大事にしてお互いにカネにすればいいぞ」と考えています。また、「あの組との示談は大変だ、おれがよく知っているから任せろ」等と言って近づいてきます。 対応 「組関係の人に頼むことは暴力団対策法で禁止されていますので、弁護士等と相談して進めますのでお断りします」等と言って絶対に暴力団は利用しない。 10.不当な要求には法的対抗手段の検討を。 暴力団のたくらみ 「法的な対抗をされるとカネにならん、威嚇してでも裏交渉で」と考えています。このため、「おまえがやった事故だろうが」などと言って法的な解決をさけるようにし向けます。 対応 暴力団は、公の交渉、訴訟などを極力嫌います。カネにならないからです。ですからその逆の方針で「お互いの意見などが食い違っていますので、弁護士に依頼して裁判で判断してもらいます」等と、あくまでも公の交渉を貫く。